FreeBSD におけるスタティックルートの設定

新しくネットワークカードを増設したりネットワーク構成を変更してデフォルトルート以外の経路設定を増やした場合に静的な経路設定をする必要があります。

新しく経路を追加する

ネットワークアドレス 192.168.1.0/24 への宛先を 192.168.1.254 へ経路制御する例 rootのコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。

# route add -net 192.168.1.0 -netmask 255.255.255.0 192.168.1.254

経路を追加しただけだとOSを再起動した際に設定した経路が消えてしまいまた同じコマンドを打つ必要があるので OS 起動時に自動的に設定するように /etc/rc.conf に書く必要があります。 static_routes="10" route_10="-net 192.168.1.0 -netmask 255.255.255.0 192.168.1.254"

これで毎回コマンドを打つ必要はなくなります。さらに経路を増やす場合は以下のようになります。

static_routes="10 20"
route_10="-net 192.168.1.0 -netmask 255.255.255.0 192.168.1.254"
route_20="-net 192.168.2.0 -netmask 255.255.255.0 192.168.2.254"

追加された経路を見るには netstat コマンドを使います

# netstat -nr
Routing tables

Internet:
Destination        Gateway            Flags    Refs      Use  Netif Expire
default            219.103.128.40     UGS         0  4498182    ng0
127.0.0.1          link#5             UH          0 17212867    lo0
192.168.0.0/24     link#1             U           6 88795462   bge0
192.168.1.0/24     192.168.1.254      U           6 88795462   bge1
192.168.2.0/24     192.168.2.254      U           6 88795462   bge2
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